故母の大好物だった
カヌレ・ド・ボルドー(^。^)
カヌレ・ド・ボルドーは、とっても美味しいフランスの高級洋菓子です。
私の母はクリスチャンでした。それゆえ、子供のころから妙に
西洋のお菓子をいろいろ教えてくれました。
35年以上前に、お母さんが大好きなのは「カヌレ」なんだよっと
真っ黒の個体を出され、初めて食べさせてもらいました(^。^)
まだ子供だったので、その時は美味しさが良く分からなかったのですが
今では、母がカヌレが大好きだった理由が良く分かります。
カヌレは、古くからフランスの「ボルドー修道院」で作られていました。
ボルドーと言えば、ワインの街です。 昔、ワイン樽の中の掃除に卵白が使われ、卵黄が捨てられているのを見て、「もったいな~い」っと思った修道女たちが、庭に有るミツバチの巣からミツロウを取り、溝のついた型に塗り 卵黄の生地を入れてカヌレを焼き始めました。その美味しさにビックリしたフランスの洋菓子職人たちがカヌレを焼き始め世界中に知れ渡りました。 カヌレ・ド・ボルドーは溝のついた型にミツロウを流し込み、コーティングさせてから、カヌレ生地(卵黄・牛乳・砂糖・小麦粉・バニラビーンズ・ラム酒 そして(お好みでハチミツ)を注ぎこみ、窯でじっくりと焼きあげます。実に芸術的な伝統菓子です
このまま続けてお読みください(^m^)
ミッチのパン工房の「カヌレ・ド・ボルドー」を画像付きでご紹介致します。
カヌレと一言でいえば「溝のついた」と言う意味があり、バターケーキ生地を型に入れて焼き、チョコレートでコーティングしたカヌレケーキや、ココアの生地やパウンドケーキの生地を型に入れカヌレの形に焼いた焼き菓子など、いろいろありますが、カヌレ・ド・ボルドーとなると、全く違いますよ(^m^)
ミツロウを使うのが、カヌレ・ド・ボルドーの特徴です。 ミツロウは高級材料のため、バターを代用してコストパフォーマンスを考えて作ることもできますが、やはり代用は代用の味で 見た目は同じように見えますが、表面は指で触ると脂でベットリ、口に入れるとバター臭いカヌレになってしまいます。
ミツロウは指で触っても、ロウソクを触っているように、サラッとしています。
この違いは、残念ながら流行りのインスタや写真など、見ただけでは伝わらない重要な部分ですね(^^; ぜひ直に触って、食べて、カヌレ・ド・ボルドーを知って頂きたいと思います。
ミッチのパン工房では、本物志向のお客様が多いこともあり、天然ミツロウを使用し こだわりを持ってカヌレ・ド・ボルドーを作っています。 ミツロウは、日本ミツバチの無精製天然ミツロウを使用しています。